75: ◆637SXWkvW2[saga]
2017/02/06(月) 09:23:06.04 ID:9LCUEB/c0
桐生「初めてのときは…俺は頭の中がグチャグチャだった。感情を整理する時間が欲しかった」
桐生「だがそんな余裕なんてなかった。次から次へとトラブルが俺の前に押し寄せて来たからだ」
桐生「女相手に俺は本気が出せなかった。あの時のオレにできたのは精々、アイツらを守るための時間稼ぎだけだった」
桐生「そして二回目、今度はアイツらの保護を優先的に考えた」
桐生「だが事態は空回りし続け…最悪の結果を迎えた。おれ自身も心のドコかで殺人に躊躇していた。決意が甘かった」
エルザ「……アナタが何を言っているのかサッパリ分からないのだけれど」
桐生「だが今度は本気だ…オレはお前を本気で殺す」
エルザ「……」
エルザ「困ったわね…ここではあまり騒ぎを起こしたくないのだけれど」
桐生「テメェの都合なんざ聞いていない」
桐生「お前はこの後、依頼した相手の盗品を回収したあと、筋も通さないで無残に殺害するんだろ?」
桐生「腸狩りのエルザ」
エルザ「あら、私の異名まで知ってるのね」
桐生「ああ、オレは…時間を巻きm」
ドクンッ!!
桐生「ぐっ…!!!」ガクッ
エルザ「?」
自分の能力を打ち明けようとした刹那、心臓が握りつぶされるような感覚を覚え、思わず膝を崩す
桐生(な…なんだ?いまの不快感は…)
エルザ「どうしたの?いまさら命乞い?」
桐生「いや…なんでもない」
桐生「とにかく、これ以上の狼藉は働かせない。オレはお前を殺す…!!」
エルザ「フフフ…良いわ。あなたの腸、見せてもらうわ!」
VSエルザ・グランヒルテ
桐生「いくぞぉぉ!!」
エルザ「……」ヒュンッ
桐生「……」ササッ
エルザは短剣を薙ぎ払うが、それを桐生はスウェーして避ける
同時に桐生の拳が、エルザの腹部に突き刺さる
桐生「虎落し…!」
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