桐生一馬「Re:ゼロから始める異世界生活」
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46: ◆637SXWkvW2[saga]
2017/02/05(日) 02:23:38.82 ID:yXowHRrC0
【貧民街・盗品蔵】

コンコン

桐生「…………」

桐生(返事がないな。さては居留守か?)

コンコン

桐生「いるのは分かっている。返事をしろ」

「合言葉を」

ガチャッ

桐生「そんな物は知らねぇな。失礼する」

ロム爺「おい!合言葉を言わんかい!!」

桐生「すまない。もう時間がないんだ」

ロム爺「誰じゃお主は」

桐生「きり…鈴木太一だ」

桐生「あんた、昨日の事は覚えてないか?」

ロム爺「昨日の事?はて、なにかあったかのう」

桐生「……」

桐生(見た感じ傷跡も無いし部屋も荒れていない、そして昨日の記憶も無い)

桐生「やはり時間が巻き戻っている…?」

ロム爺「なに独り言をブツブツと…何のようじゃ!」

桐生「あんたフェルトってガキを知っているな?」

ロム爺「なんじゃフェルトに用があるのか」

桐生「ここが盗品蔵という事は、あいつがいま何をしてるのか大方わかっているはずだ。そうだよな?爺さん」

ロム爺「ああフェルトなら今日は依頼されたある物を、回収している所じゃ」

桐生「……依頼?だれかに頼まれていたのか」

ロム爺「ああ、たしかエルザという若い女からな」

桐生(エルザ…あのイカれ女の名前か)

桐生「悪いことは言わない。あんたは今すぐこの盗品蔵から逃げるんだ」

ロム爺「ああぁ?いきなり何を言い抜かすんじゃ」

桐生「直にフェルトもココに来るハズだ。一緒に逃げるといい。悪いが説明している暇は無い」

ロム爺「合言葉も知らない男に、いきなりココを出て行けと言われても困るんじゃが」

ロム爺「そもそもお主の用件はなんじゃ」

桐生「俺の目的は二つ。一つはアンタらを保護する…二つ目は」

桐生「フェルトが盗んだ徽章を返してもらうことだ」


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