198: ◆637SXWkvW2[saga]
2017/03/05(日) 09:51:05.91 ID:6mtsbr/10
桐生「誰だ。誰がそんな事を…!!」
ピシッ…!
拳をギュッと強く握る
その力が災いして、既に凍傷しかけている手に、ひび割れが起こる
だが寒さで感覚が無くなっていて、気がついていない
パック「もう遅いよ。何もかも。だから君に教えても意味がない」
桐生「……」
パック「僕にとって、リアがいない世界なんて意味の無いものだ」
パック「契約に従い、僕はこれから世界を滅ぼす」
桐生「意味が分からねぇ」
パック「キミはさっき、なぜ異常気象が起きたのか知りたがっていたよね?だから答えてあげたんだよ」
桐生「だから、なぜ世界を滅ぼす必要がある」
パック「精霊にとって契約という物は、それだけ重要な物なんだよ」
桐生「お前の言っている意味がサッパリ分からない。なぜそうなるんだ」
パック「価値観の相違だよ。人間同士にだってあるだろ?」
桐生「…………」
桐生「ウオアアァァァァ!!!!」
バリィィン!
激昂し雄叫びをあげる桐生
ひび割れた拳が、怪物と化したパックの足に激突する
しかし体の芯まで凍りかけていた体
桐生の右腕は木っ端微塵に砕け散る
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