楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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26: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/01/15(日) 15:21:15.32 ID:6E8xIkAH0

「カワイイボクの話をしましたね!?」


匂いで分かってはいたが、こうも「にゅっ」と現れてくれると流石に心臓に悪いよ。


今西「おはよう幸子君。今、君が智絵里君に贈呈した栞の話をしていてね」

幸子「ああ、おはようございます部長さん……栞?」

幸子「……そ! そんなものよりもっとカワイイものがここにいますよ! ほら! ボクの話をしましょう!」


おや? やけに焦るねえ。


「幸子はんはほんま、優しいやさしいとこの話されるんは嫌がりはるんどす〜」

「わざわざ徹夜して手作りしてきたからね! ほんっと幸子ちゃんは優しいよね!」


おっと、今度は"喰種"と人間が一人づつ。


幸子「い、いいじゃないですか紗枝さんに友紀さんまで!」

幸子「これは一時的にでも智絵里さんを馬鹿にしたボクなりのけじめです! カワイイボクは智絵里さんが入院されていた時の苦しみをちゃーんと理解できるだけですから!」

今西「入院?」

友紀「あれ、知らないんです部長? 智絵里ちゃん、ちっちゃい頃は病気で学校に行けなかったんですよ? ね、紗枝ちゃん!」


小早川君を見ると、この場の人間二人に見えないよう人差し指を口に当てていた。

ああ! そういう話として纏めてくれたんだね。



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