楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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18: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/01/14(土) 23:01:23.34 ID:ucSBsxz10

美城「……」

今西「我が社の若人たちが気になるかい? 働きぶりはそこらの人間よりいい筈だがね」

美城「ええ。流石は高いパフォーマンスを誇るだけのことはあります」

美城「ですが、『彼ら』の生み出す効率の良さはそれだけに由来しない」


今西「ほう?」

美城「『彼ら』の中には常に『緊張』がある。死と隣り合わせの生を送ってこなければ生まれない緊張が」

美城「それが、常に目の前の仕事の実行に余念がないフットワークと、かつ日常的に些細なミスを逃さず処理する丁寧さに現れている」

美城「アメリカの兄弟会社にて研修を受け、学んだことです。"喰種"は人材として非常に優秀だ」


今西「それは嬉しい評価だ。未来のリーダーとして非常に期待できるよ」

今西「この場に人間が混じっているのを確認せず"喰種"という単語をハッキリ言ってしまわなければね?」

美城「問題はありません。仕事ぶりを見れば、少なくとも346プロダクションの職員ならば見分けは付きます」

美城「見られて困るアイドルも今はいない」


今西「おや、そこまで考えていたか。小さい頃からの容赦ない観察眼は健全と言ったところかな?」

美城「……無駄話をする時間を設ける予定はありません。それでは、社内の見学がありますので」

今西「はいはい」



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