24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/09(月) 00:10:45.16 ID:JSGxJH370
そのままちひろさんと別れると、私は女子寮に帰ります。
もう、消灯時間は過ぎていて、誰ともすれ違わずに部屋に戻れました。
部屋の中は真っ暗で、いっそこのまま眠ってしまおうかとも思いました。
でも、眠る気もおきません。お友達に電話をしようかとも思ったけれど、とても楽しくお喋りは出来そうもありません。
反射的に、テレビのリモコンに手を伸ばしました。
電源を入れて、適当にボタンを押します。
すると、映像が流れてきます。
そこは、まるで真っ暗な夜の海でした。
暗い真っ黒な空間に、細いピンク色の灯りだけがぽつぽつと浮かんでいます。
やがて、一筋のスポットライトが暗闇を切り裂きました。その下には一人の少女。
「みなさーん、たのしんでくださーい!」
『島村卯月』がそこに居ました。
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