■■「島村卯月、頑張りますっ」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/09(月) 00:07:19.01 ID:JSGxJH370
◇◇◇

 ちひろさんに連れてこられたのは、何もないお部屋でした。
「――それでは、自分が二番目の『島村卯月』であることは知っているんですね」
 隠すこともないので、自分が知っていることを伝えました。もちろん、もう一人の『島村卯月』さんのことは伏せています。
「……なら、ご説明しましょう。『シンデレラ・プロジェクト』について」
 それは、この世界を維持するための『管理者』が用意した運営プログラムの一つ。
 この世界は管理者によって管理された、小さな世界である――人類は、その中で小さな幸せに満足して生きていく……筈でした。

 でも、人間はそれだけに満足していませんでした。
「人間は厄介なことに、食べる者だけでは生きていけません」
 はじめの数百年は上手く行っていた。でも、いつか人類は強い自我を持つようになっていました。
 より良く生きたい。純粋ともいえるその願いは、欲望となり人々を突き動かしたのです。
 渇望から湧き出る好奇心は、ドームの外にまで延びようとしていました。
 それを止めるために『管理者』は影から弾圧を加えました。けれど、人の欲望は止まりませんでした。
 裏から穏便に止めるのは不可能。そう考えた彼らは、別のアプローチを考えます。
「満ち足りていれば、世界の外に興味を持つものもいない」
 徹底的に排除するのではなく、人々の欲を吐き出すための『娯楽』を作り、コントロールしてしまおうと。
「娯楽が必要だったんです。アイドルと言う娯楽」
 そこで白羽の矢が立ったのが、アイドル。
 それも、旧世界で最も人々が熱狂した、『シンデレラガール』を生み出した当時の娯楽を再現する。


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