37: ◆kJur2.rMxfRZ[ saga]
2017/01/29(日) 05:33:40.10 ID:oowZyYJ50
殆ど人が通る事の無い寂れた商店街
更にケイネスによる人払いの魔法がかけられ
誰一人、人間が立ち入らないようになっていた。
その場所でケイネスと15人の魔法少女は集まっていた。
ファントムを討伐するべく魔法の国から派遣された笛木と合流するために。
そして予定時刻に差し掛かった頃、彼女達の前に白い衣装を着た魔法使い、笛木が姿を現した。
白い魔法使い「待たせたようだな」
ケイネス「いや、定時通りだ。よろしく頼む笛木殿」
スノーホワイト「あの人が笛木さん……」
ラ・ピュセル「隣に誰かいるね」
白い魔法使い「紹介しよう彼女はコヨミ。皆既日食の日……サバトの生贄に利用された被害者だ。
偶然にも命を失わずに済んだが、記憶を失い定期的に魔力を補充しなければ生きられない体になった」
コヨミ「…………」
ケイネス「笛木殿はサバトが行われた場所に向かっていたのかね?」
白い魔法使い「ああ、だが一足遅くファントム達の計画を止める事が出来ず、コヨミを除いて
全ての生贄がファントムに変えられてしまった……己の無力さに腹が立つ」
ケイネス「なるほど、事情は分かった。笛木殿、我々はファントムについて情報が不足している。
奴らの事を詳しく教えてほしい」
白い魔法使い「ああ、ファントム……奴らはゲートから生まれた怪物だ。そのゲートというのは……」
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