333: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/07/04(火) 04:42:39.10 ID:fTRUkqRE0
夜
街の探索を続けたが、一向に犯人の情報は掴めなかった。
夜も遅くなり、また明日に活動を再開しようかと提案を出した所で女性の助けを求める声が聞こえた。
『いや!離して!』『誰か、助けてぇ!』
スノーホワイト「近い、二人とも来て!!」
ラ・ピュセル「ああ!」
アリス「すぐに助けましょう」
スノーホワイトが向かった先にはロングコートを着て帽子とグラサンで顔を隠した男がいた。
男の手には意識を失った若い女性を抱えている。
犯行を見られた魔法少女達に対し、男の焦燥した心の声が漏れた。
『くっ…見つかってしまいました』『仕方ありません。彼女達も始末しましょう』
アリス「彼です。私に襲い掛かってきたのは」
スノーホワイト「アンティーク店で加賀さんを殺したのも貴方ですか?」
男「…………」
『そんな事まで知っているのですか』『尚更生かしておく訳にはいきませんね』
男は言葉を発さない、だがその邪悪な思考は心の声となってスノーホワイトの耳に届く。
間違いない、一連の犯行は彼の仕業である。
スノーホワイト「二人とも!!加賀さんを殺したのはあの人で間違い無い!!」
ラ・ピュセル「犯人め!素顔を見せろ!!」
男「……!?」
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