320: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/23(金) 18:32:25.18 ID:zAwpkPVH0
スノーホワイト(っ……痛い、だけど、まだ……)
インペラ―(もう勝負は決まったからさ。降参しなよ)
ガイ(おい佐野、トドメは俺がやるから下がってろ)
インペラ―(オッケー、任せた)
魔法の重力操作によってガイの体は宙に浮き、姿勢を整えると。
スノーホワイトのいる方向へ自身を落下させる事で、突進を放つ。
それがガイのファイナルベント、ヘビープレッシャーである。
ガイ(これでゲームオーバーだ)
スノーホワイト(駄目…よけきれ)
一陣の風が吹いた。
ミラーワールドには風が吹かない。
風が吹くとすれば、それは何者かの魔法によって作られた風である。
風を作り出した者によってガイのヘビープレッシャーの軌道が逸らされ。
スノーホワイトの命は救われた。
風を作り出し、スノーホワイトを助けた者は上空にいた。
背からは天使を思わせるような白い翼が生え。
花嫁が着るウェディングドレスのような純白の衣装を着た可憐な少女。
その少女の名は……
スノーホワイト(ラ・ピュセル!!)
ラ・ピュセル(スノーホワイト……こんなに傷だらけで……)
スノーホワイト(大丈夫だよ。これぐらいの傷なら)
インペラ―(えっ?えっ?魔法少女の契約者は龍騎とナイトだけって高見沢さん言ってたのに〜)
ラ・ピュセル(お前達がスノーホワイトを傷つけたんだな。許さない!)
インペラ―(まぁいっか。ついでに君も倒しちゃうよ)
インペラ―達の脚部に魔力が集中する。
強化された脚力によってインペラ―の速度、ジャンプ力が飛躍的に向上し。
ラ・ピュセルに向かって一斉に飛びかかった。
それがインペラ―のファイナルベント、ドライブディバイダーである。
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