300: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/11(日) 03:41:20.71 ID:zcWYN+2v0
アリス「見つけました」
ラ・ピュセル「スノーホワイト!よかった……無事だったんだね!」
スノーホワイト「そうちゃん!!」
ラ・ピュセル(スノーホワイト!?……震えてる)
スノーホワイト「怖かった……怖かったよぉ」
アリス「ウィンタープリズンさん、何があったんですか?」
スノーホワイト「それはスノーホワイトが落ち着いてから話そう」
ラ・ピュセルの胸に飛び込む様にスノーホワイトは抱擁した。
彼女の怯えている様子を見てラ・ピュセルはなだめるように抱きしめ返した。
しばらく抱擁を続けてようやく落ち着きを取り戻し
なぜスノーホワイトとウィンタープリズンの二人が一緒にいたか語り始めた。
にわかには信じがたい内容だったが彼女達が鏡の中から出現した事と
手の甲から浮き出たエンブレムの存在が真実だと知らしめる。
ラ・ピュセル「ミラーワールドに仮面契約者、そんな物があるなんて……」
アリス「その話が本当ならウィンタープリズンさんとスノーホワイトさんも殺し合う事になるんですか?」
ウィンタープリズン「正直言ってスノーホワイトとは戦いたくない、出来れば誰かに契約を譲って降りてほしい」
ウィンタープリズン「スノーホワイトの願いは自力で叶えられる。いや、叶えてこそ意味があると私は思う」
スノーホワイト「ウィンタープリズンさんは契約者として続けるんですか?」
ウィンタープリズン「ああ、私にはどうしても叶えたい願いがある」
スノーホワイト「……シスターナナさんを救う為ですね」
ウィンタープリズン「それもある、他にもう一つ私は復讐の為に契約者の力を使う」
ラ・ピュセル「復讐?」
ウィンタープリズン「皆も知っているだろう。凶悪犯罪者、浅倉威を」
アリス「はい、ニュースで見ました」
ウィンタープリズン「奴を殺す為だ。あいつは既に刑務所から脱獄した。契約者の力を使って」
スノーホワイト「そんな!?もしかして……刑務所から出た毒ガスは」
ウィンタープリズン「話しておくべきだろう。私と浅倉が戦ったあの日の事を……」
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