スノーホワイト「ファブが逮捕された?」
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295: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/11(日) 03:37:31.84 ID:zcWYN+2v0
最終章 仮面契約者編


街中で白昼堂々と多数の市民を死傷させた通り魔事件。
犯人は山に向かって逃走したという目撃証言を取った警察はすぐさま逮捕に乗り出した。
武装警察隊を投入して山の中の探索を開始した。


一人の警官が木々に妙な物が吊るされているのに気付いた。
そこにライトを向け、正体が判明した時、警察は息を飲んだ。
吊るされていたのは複数の人間の死体だった。


死体の腹は裂かれており、地面には内臓がばら撒かれていた。
これだけ残忍で猟奇的な犯行が行えるのは、あの通り魔しかいない。
死体達の前に戦慄する武装警官達の樹上で潜んでいた通り魔が襲い掛かった。


通り魔が鉈を振り下ろして武装警官の首が刎ね飛ばされた。
切断された首から噴き出す血飛沫をその身に浴びて次々と警官隊を襲った。
悲鳴と銃撃が響き渡る中、半数以上の武装警官の命を奪った通り魔をようやく捕獲出来た。


通り魔の身元を調べた所、彼の名は浅倉 威、25歳だと判明した。
少年時代に児童養護施設から抜け出した後は行方知れずだった男だ。
異常な凶暴性を持つ浅倉は刑務所内でも最も厳重な監視の付いた地下奥深くにある独房に入れられた。


浅倉が独房に入ってから、そう月日が経たない内に事件が起こった。
刑務所内で突如、酸性の強い謎の毒ガスが発生したのだ。
毒ガスが刑務所全体を包み、囚人達と看守達、殆どの人間が死亡した。
刑務所内の精密機械も毒ガスによって壊され、監視カメラのデータも残っていなかったために
事件の真相の究明は困難を極めていた。


毒ガスから僅かに生き残った職員達は次々に奇妙な発言をしていた。
「紫色の怪物が人を襲っている」と。
信じがたい内容だが、死体の中には異常な力によって人体が破壊されてる物も多数あった。
刑務所内の囚人の遺体を調べていく内に、ある事実が判明した。
凶悪犯罪者、浅倉威の死体が存在していない事に……。






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