215: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/05/25(木) 05:51:13.32 ID:JoMQdIZI0
ソラ「気が早いね。君がここに来るのはまだ後だよ」
リップル「なんだこれは?」
ソラ「ここは、僕の彼女達のお墓さ」
リップル「……!?」
凝視してリップルは気付いた。
盛り上がった部分をよく見ると線香が立てられた跡がある事に。
そして一人分のスペースのある穴が掘られている意味に。
ソラ「僕は47人の彼女をここに捨てて埋めたんだ」
ソラ「リップルちゃん。君は48人目の彼女としてここに埋められるんだよ」
リップル「……やっぱり、ファントムは誰一人信用出来ないっ!」
ソラ「違うよ!僕はファントムじゃない!僕がこんな身体になる前から繰り返してきた行為なんだから!」
リップル「まさか、お前は……」
ソラ「そうさ。彼女を鋏で切って、刺して、突いて、殺して捨てた感触を初めて味わったのは僕がまだ人間だった頃さ」
ソラ「彼女の身体を鋏で切る度に幸福感が蘇って、僕の心が何も変わっていない人間だって実感できるんだよぉ〜」
リップル「ここに埋められてる人全員にあんな酷い事を繰り返したのか!!」
ソラ「最初の彼女はそんな長くは無かったよ。何せ怒りに任せて鋏を振るったからね。すぐ死んじゃった」
ソラ「二人目の彼女はじっくり楽しみたいから手足をロープで縛って、ちょっとずつ切って時間かけて殺したなぁ。三人目は」
リップル「もういい黙れ、お前はこの場で殺す」
ソラ「ああ、僕も早く君を切り刻みたくてウズウズしてるんだ」
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