184: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/05/06(土) 02:40:40.41 ID:IESZEfoJ0
どこかの廃墟
ガーゴイルは手術用のベッドで寝かされていた。
手足は特殊な拘束具によって完全に固定されている。
周囲には怪しげな機械が多数設置されており悪魔の実験が開始されていた。
ファズ「よぉし、始めようか」
ガーゴイル「ひぎゃああああああああッッッッ!!!!」
ファズ「まずは貴様のエネルギーを吸い取る。抜いた過剰なエネルギーの逃げ道はケルベロスへ送り込む」
ファズ「力を極限まで弱めた状態で、彼の遺伝子を操作して二度とファントムの力が取り戻せない体質に変化させる」
ガーゴイル「ぐっがががぁ、ぎぎっぎぎい、ごがぁあーーッ!!」
ソラ「うわあ〜苦しそう♪」
ガーゴイル「な、なんで……?」
ソラ「ん?」
ガーゴイル「なんで……こ、んな……酷い、ことを、するん……ッスか?」
ソラ「ごめんね〜タケヒト君、これも僕の願いを叶える為なんだ。だから諦めて受け入れてよ」
ガーゴイル「そ、んな……おれた…ち……なか、まじゃ……無かっ、たん、っすか…?」
ソラ「ウフフフ……君達ファントムとなんて、初めから仲間とは思ってないよ」
ガーゴイル「ううっ……ぐ、がぁああぎぃいいいッ!!……げはっ……」
ソラの笑みが消えて冷たく言い放つ、その同胞の姿に絶望したガーゴイルは
実験によるダメージの限界を超え、血を吐いて絶命した。
ファズ「ん?間違ったかな?」
ソラ「ほんとに成功するの?その実験」
ファズ「心配するな。あと数体のファントムを犠牲にすれば確実に上手く行く」
ファズ「それよりも、この実験をワイズマンの奴に悟られて妨害されないようにする事を考えろ」
ソラ「その点は大丈夫だよ。ワイズマンには別の事で警戒せざるを得ない状況を作るからさ」
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