181: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/05/06(土) 02:38:44.52 ID:IESZEfoJ0
トップスピードが包みに入ったお弁当を見せながら笑顔でやってきた。
二つのタッパーの中にはそれぞれ、おにぎりと筑前煮が入っている。
おにぎりの具は鮭と鯵と金目鯛が入っている。
魚は焼いてからほぐしたのか、身が柔らかく鮭は塩味が効いていて
味が薄めな鯵と金目鯛は味噌と醤油でからめている。
筑前煮は鶏肉、人参、里芋、ごぼう、レンコン、こんにゃく、しいたけ、絹さやと
栄養バランスを考えて沢山の具材が入っている。
どの具材も旨味がしっかり染み込んでいて
下ごしらえの時点で相当の手間暇をかけているのが伝わってくる。
トップスピード「美味かったみたいだな。よかったよかった」
リップル(いつの間にか二個もおにぎりを平らげてしまった……)
リップル(鍛錬のせいでかなり空腹になっていたようだ)
トップスピード「ほい、お茶」
リップル「……ありがと」
トップスピード「あんまり根を詰めるなよ。体に手裏剣が刺さってる所を見ると心配になるからさ」
リップル「これでもまだ足りない」
トップスピード「そうか?すっげー頑張ってるじゃないか」
リップル「フェニックスには通用しなかった。もっと強くならなきゃ」
トップスピード「一人で勝てなくても皆で力を合わせれば大丈夫だって」
トップスピード「それにリップルに何かあったら俺がすぐに飛んでくるぜ」
リップル「……誰かに頼らなくても勝てるようになりたいの」
トップスピード「もうリップルったらツンデレなんだから〜」
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