167: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/04/26(水) 15:11:05.40 ID:fS1E3ZAl0
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フェニックス「ここは……宇宙だと……?」
見渡す限り真っ暗な世界で無数の星々が輝くこの場所は宇宙だった。
神秘的な光景と言えるが宇宙キター!!と喜んでいる場合ではない。
すぐさま帰らなければと、地球のある方向へ動こうとするが
体はどんどん地球から遠ざかっていく。
熱い……肉体が高熱に晒されている事に気付いた時は全てが手遅れだった。
フェニックスは太陽の引力に捕まっていた。
必死でもがこうとするも、太陽への落下は止まらず
高熱によって肉体が消し飛び、再生しようとするも
約6000℃の温度がフェニックスの体を永遠に焼き尽くしていく。
フェニックスは二度と地球へ戻れなかった……。
太陽の中で死と再生を永遠に繰り返すのだ。
そして死にたいと思っても死ねないので
そのうちフェニックスは考えるのをやめた。
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