新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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887: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:13:49.64 ID:kdA8uLchO


戸崎「永井、聞こえるか? 完全封鎖完了。システムも破壊した」


セキュリティ・サーバー室にひとり残った戸崎が無線に呼びかける。

サーバー室は徹底的に破壊されていて、最低限の空調や水道を保つほかにはあらゆるシステムが動作不可能な状態になっている。

戸崎はイヤホンに耳を澄ませるが、いくら待っても返答はなかった。


戸崎「ダメか……下村君と合流しよう」


戸崎は廊下を麻酔銃を構えながら進む。

動かない闇が眼の前にある。いつ闇の中に影が動くかわからない。緊張感に震えが起こる。

ジャケットのポケットが突然振動しだす。戸崎は過敏に反応するが、振動しているのは私用の携帯電話だとすぐに思い当たる。


戸崎「誰だ、こんなときに……」


戸崎は電源をオフにしようと携帯を取り出す。

画面に表示された通話先を見て、戸崎は電話に出る。


戸崎「戸崎です。いま取り込み中でして、後で……」


麻酔銃を構えた右手がゆっくりと下に下がる。

眼の前にひろがる闇はもう見えていなかった。想像上の敵も頭から消えていた。戸崎の知覚で働いてるのは聴覚だけだった。

戸崎は電話越しに声を聞いた。その声もやがて遠のいていく……


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