885: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:11:38.36 ID:kdA8uLchO
佐藤「え、やっちゃったの?」
起き抜けの佐藤があたりを見渡してぼやく。
佐藤はIBMが落としていった真鍋の拳銃に素早く手を伸ばし、平沢に銃口を向けた。
引き金を引くのは、佐藤のほうが早かった。
銃弾が平沢に放たれる。
銃弾よりもはやく永井が平沢に飛びついた。
佐藤「永井君!?」
佐藤は驚きながらも即座に二連射する。そのうち一発が永井の左肩にあたる。永井が苦悶する。
壁から張り出したところに側頭部がぶつかり、平沢は気を失う。
永井はそれに気づく余裕もなく、ポーチから麻酔銃を引き抜くが、佐藤に頭部を二連射される。麻酔銃を握った右手が頭部の仰け反りにつられてくんと上がり、力なく床に落ちる。
遅れて部屋に飛び込んできた中野が佐藤めがけて麻酔銃を撃つ。
佐藤は余裕をもった動作で麻酔ダートをかわし、自分の持ち物だった麻酔銃を拾い上げると背中を丸めた姿勢のまま引き金を引いた。
中野の右脚に麻酔ダートが刺さる。
復活した永井が見たのは、水煮濡れた床、壁に投射された水面の波紋の揺らめき、光を反射する血に染まったプール、そして帽子から水滴を垂らしながら自分を見下ろす佐藤の顔だった。
永井は片膝をついて麻酔銃を佐藤に向ける。
そんな永井を佐藤はとくにおもしろくもなさそうに見つめ、言った。
968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20