738: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/11/07(水) 23:13:41.10 ID:vr0r0Ve5O
永井がお茶を持って戻ってくる。
ありす「ありがとうございます……あの、永井さんもごいっしょにどうですか?」
奏「そうね、ひさびさに映画と本の話をしたいしね。ねえ、文香」
文香「ええ、永井さんはどちらにもお詳しいので……ちなみに、これがなんの仮装かお分かりですか?」
永井「黒猫ですね。どこの国の小説ですか?」
文香「ロシア文学を意識してます」
永井「ロシアで黒猫だと、ベゲモートですか? 『巨匠とマルガリータ』の」
文香「流石です……!」
文香は眼を輝かせた。密かなコンセプトに気づいたのは永井が最初だった。
奏「今年はみんなロシアを意識した仮装をしてるのよ」
アナスタシア「ナヤーブリ……十月は、ロシアで大切な月、ですから」
永井「なら、去年やれよ」
ムッとするアナスタシア。ピリピリするまえにありすが話題を変える。
968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20