434: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 20:36:57.82 ID:4fkctst+O
藍子「なんでしょう?」
茜「お祭りですかね?」
未央「わたしたちも行ってみる?」
未央は具体的な行動をとることによって気分と話題の転換を試みた。
田中「おい! やめとけ」
突然背後から大きな声が飛んできて、未央たちをはじめ、中学生三人も驚いて振り返った。
田中「爆破予告があったところだぞ。面白半分でそういことするもんじゃえねえ」
キャップ帽を被った田中にいきなり叱り飛ばされた三人は不服と困惑と仲間内で話しながらその場からそそくさと離れていった。その言葉は田中の耳にも届いていた。
田中「馬鹿野郎が」
田中は悪態をつきながら首を振ってまた歩きだした。悪態には計画前に余計なことをした自分への苛立ちが多分に含まれていた。
未央「あ、あのっ、おじさん」
田中は未央の呼び掛けを無視てもよかった。だが、結局足を止め顔をしかめながらも振り向いた。
未央「ありがとうございました」
未央は頭を下げ、深くお辞儀をした。未央の両隣にいた藍子と茜もすこし贈れてお礼とお辞儀をした。
田中は無言でその場を立ち去った。
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