381: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:11:14.56 ID:jvW3su8lO
アナスタシア「アー……あとはフツウだと思います」
卯月「それは普通って言えるんですか?」
美波に対するアナスタシアのフォローに卯月が疑問を挟んだ。
この問答のせいで彼女たちはほとんど恐怖にちかい思いを抱きながら講義当日を迎えたわけだが、そんな不安を知ってか知らずか永井はさきに教室で待っていて、会議用テーブルをひとりで使っていた。メンバーが席に着くと、永井は一人ひとりにプリントを配布した。アナスタシアはプロジェクトクローネとの兼ね合いの仕事があり、すこし遅れて参加するので、配られたプリントの枚数は十二枚となった。そこには数学の問題が書かれていた。
永井「テスト問題を予想してみたから、とりあえずそれを解いてみて」
テストが返却されたのは、テスト終了後の休憩時間のあとだった。間違えた問題には赤ペンでどこをどう間違えたのかや解法に使うする公式が事細かに書かれてあった。
次にプリントが十枚ほど重ねられてホッチキスで留められていた問題集と新しい参考書が配られた。プリントにはメンバー個々人の弱点をカバーする問題がびっしりと印刷されていて、一ページ目は基礎的な内容の問題が並び、ページをめくるごとに難しさがあがっていく。
そのページにある問題のうち八割が正解だったら次のページにいけるが、正解率がそれに満たなかったら、同じレベルの問題が印刷されたプリントを渡されまた問題を解く。
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