267: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/06/10(土) 22:34:00.73 ID:7K73HWKCO
奏「午後からもレッスンを続けるの?」
アナスタシア「もうすぐ、お仕事ですから」
奏は黙ってアナスタシアを見つめる。すこしして奏は「わかった」とだけ言う。
奏「トレーナーさんに午後からもレッスンルームが使えるように伝えてくるわ」
奏が部屋から出ていくと、アナスタシアの眼に、壁の鏡に一人で写っている自分の姿が写る。ぽつんと部屋の中心に、孤独に佇んでいるだけの自分。現実の問題に背を向け、逃避しようとしたが、結局行き止まりにぶつかり茫然としているように見える。一人でいることは嫌だったはずなのに、いまでは一人でいることに逃げこんでいる。
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