新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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247: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/06/10(土) 22:00:45.86 ID:7K73HWKCO

美波「レシピは知ってるんです。元気になるレシピ……」


プロデューサーに呼ばれた寮母が手伝い、美波を部屋まで連れていった。ふらつきながら力なくこうべを垂れる美波の姿は、プロデューサーの内面に取り返しのつかない後悔を生み、いまでもその念が彼を悩ませている。


小梅「プロデューサーさん……信号、変わったよ……?」


小梅に話しかけられ、プロデューサーの意識がはっきりと現実にもどってきた。あわてて発車しそうになるが、なんとか息を吐いてからゆっくりアクセルペダルを踏んだ。車は千代田区を走っていた。日比谷公園が見えてきた。桜の樹木の葉が緑に輝いている。公園の向こう側にあるビル群は、陽光を浴びて発光するかのように白い光を反射している。フロントガラスから見える街の景色の眩さに目をしかめたプロデューサーは、とりあえずいまは運転に集中するべきだと考え、ハンドルをぎゅっと握った。



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