新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
1- 20
189: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/05/16(火) 20:19:27.21 ID:AMJLL1TVO
>>188は投稿ミスです


永井「ココを守るのがこの人達の仕事でしょうし、もう死んじゃってますしね」


永井はあらためて通路を見やった。その視線はただの小川を眺めるときのように思考や感情のはたらきのない視線だった。


永井「そんなことより、こんなところ絶対脱出したいので、よろしくお願いします」


そう言う永井はあからさまに態度を変え、生体実験に恐れをなしているといった表情をしながら佐藤に頼んだ。


佐藤「じゃあ急ごう」


永井を先導するかたちで研究所内を、パシャパシャと水音を鳴らして進みながら、佐藤は神社で交わしたやり取りのことを考えていた。


佐藤 (初めて話したときに感じた違和感を思い出した。妹の心配をしているが、どこか嘘くさい感じ……亜人になったからとかじゃない。もっと根本的にこの子はおかしい。この仕上がりは失敗と言ったが、もう少し様子を……)


通路の左側から、がたんと物音がした。そこには備品室のドアがあり、物音はそこから聞こえてきた。佐藤は左手を拳を作った状態で上げ、後方の永井に向かって停止のサインを送った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice