110: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/03/24(金) 22:14:21.17 ID:NJ9NkxEDO
智絵里「わ、わたしも……!」
緒方智絵里がおずおずと、しかし他の誰よりもはやく杏に続いた。それがきっかけとなって次々に同意が波のように広がった。李衣菜は躊躇っていた。声や手があがる部屋のなかで、半分開いた手が宙吊りになったみたいに身体の前にあった。
李衣菜「プロデューサー……わたしは……」
武内P「多田さん、あなたのおっしゃったことはまぎれもない事実でした。あなたは勇気を出して避けて通ることのできない事実をおっしゃった。そのおかげで、私は皆さんにちゃんと話すことができたのです」
李衣菜の表情が変わった。内側から押されるように唇が前に出て、鼻が持ち上がり眼が細まった。李衣菜は唇を噛み、震えをおさえてから言った。
李衣菜「わたしも、美波さんの助けになりたい」
プロデューサーはうなずくと、視線を李衣菜からアナスタシアに移した。アナスタシアはまだ最初の姿勢のままでいたが、眼のなかの光の色が変わっていた。
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