まほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
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◆t8EBwAYVrY
[saga]
2017/07/16(日) 00:07:35.77 ID:mXhxIoIz0
しほ「・・・この辺りね。花火が上がっていたのは」ザッ
しほ「あの学生寮か・・・みほの部屋がある寮・・・来るのは初めてだけど・・・」
<〜・・・
しほ「む・・・どこからか話し声が・・・!・・・あの人影は・・・・・・まほとみほ・・・?」
まほ「お母様も・・・初めこそみほの戦車道を邪道だと仰っていたが、今は多少なりともみほのことを認めているよ」
しほ「!」
みほ「!・・・ほ、本当!?お母さんが私のことを・・・!?」
まほ「ああ。ただ、西住流の家元という立場上、面と向かってみほのことを認める訳にはいかないから、なかなか難しいな」
みほ「・・・そうなんだ・・・お母さん・・・」
まほ「それに、あの人はああ見えて不器用だからな。みほとの仲を直したくても、一度突き放す様な事を言ってしまった手前、引っ込みがつかないようだ」
みほ「でも・・・お母さんの傍から離れて行っちゃったのは私だよ・・・それに・・・お姉ちゃん一人に西住流のことを押し付けるなんて、私・・・」
まほ「押し付けなどではない。私は自分の意志で西住流を継ぐんだ。決して仕方なく受け継ぐのではない。だから・・・みほは好きな様に生きればいい」
みほ「・・・」
まほ「自分に誇りを持て。自分が信じるように生きて、堂々と胸を張って、誇りを持ってつき進め」
まほ「・・・これから先、幾度の困難にぶつかるだろう。西住に生まれながら、西住流とまるで違う戦車道をしていれば、周りの大人達は批難を浴びせてくるだろう」
まほ「みほの進む道の先に、心無い連中が立ち塞がり、馬鹿にしたり唾を吐いたりする者達が現れるかもしれない。みほの戦車道を遮るような者達が・・・」
まほ「だが、そんな連中に・・・みほの戦車道を否定する者達に“そこをどけ”と言われたならば、雨にも風にも負けない力強い戦車の如くに立ち、胸を張ってこう言ってやれ」
まほ「“お前がどけ”」
みほ「・・・お姉ちゃん・・・」
しほ「・・・」
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