ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!」 キョン「憤慨してみたり」
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358:名無しNIPPER[saga]
2017/04/29(土) 20:31:13.84 ID:JhO/PFy20

古泉「おこなったのは情報生命素子の凍結だけ……ですか」

朝倉「ええ、一番簡単な方法だけど、凍結するだけなら後々問題になるのよ」

キョン「ルソーとマイクがその生命活動を停止した際、なにかの拍子に凍結した情報生命素子が動き出すかもしれん」

シャミセン「その際に、素早く対処できると考えたため、情報生命素子とやらの依代になるよう我輩に頼み込んできたのだ」

古泉「仮に情報生命素子が活動を再開したとしても、猫であるシャミセン氏がルソー氏のように罹患したようになることはない、と」

朝倉「犬と猫の脳内神経回路はまた違うからね。そのままルソーやマイクに置いておくよりか遥かに安全という訳よ」

古泉「理にかなっていますね。ただそれも、シャミセン氏が彼に『化け猫』だと呼ばれる理由に関係がありそうですね」

シャミセン「『化け猫』か……まったく、どの口が言うことか」

朝倉「まぁ確かに、宇宙人に超能力者に…………キョンくんだしね」

シャミセン「……カテゴリそのものなのか、お主は」

キョン「まぁな」

古泉「では、我々機関の暗躍ですら辿り着けなかったシャミセン氏の秘密について、お話願えますか?」

シャミセン「……あれは、我輩がまだ子猫の頃だった……もしくはそうでない頃」

朝倉「(結局自分で話すのね!!?!? それで情報大分あやふやだし!!!)」ガーン!

シャミセン「野良猫として生きていた我輩だが、何日も食料にありつけず限界が近づいていた」

シャミセン「当てもなくフラフラと彷徨っている時、ふと一軒の家屋があった」

シャミセン「普段なら人と関わりたくもないが、生死がかかっていたその時ばかりは、藁をもすがる気持ちで家屋に立ち入った」

キョン「…………」

シャミセン「その時……その時だ。縁側に佇む一人のおなごがいた」

古泉「…………それは」

朝倉「……それって」

シャミセン「いかにも……君たちが『佐々木』と呼んでいる、お主のような力を持った人間に出会ったのだ」

キョン「…………」


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