87: ◆3em28n6/NM[saga]
2016/12/23(金) 20:12:46.08 ID:XqFL71BI0
――――
京太郎「――ハッ!?」
目が覚めると、知らない部屋だった。
ハギヨシ「気が付きましたか」
京太郎「ハギヨシさん……。って、あれ。もしかして、夢……?」
ハギヨシ「いいえ、衣様との対局なら、夢ではありませんよ」
上半身だけ起こしてみる。体に異常は感じない。
京太郎「……今、何時くらいなんですか?」
ハギヨシ「5時27分3秒です。ご気分はいかがですか」
京太郎「特に問題は――って、結構寝てたんですね、俺」
ガラッ
マホ「先輩っ!」
ハギヨシ(私は少し外しておきましょうか)シュンッ
マホ「大丈夫で――きゃあっ!」ツルッ
ドサッ
京太郎「げふっ!?」
マホ「ごっ、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
京太郎「あ、あぁ……。無事だ」
マホ「良かった……!」
何事も無かったかのように起き上がって見せ――盛大にむせる。
マホ「わわっ、先輩、寝てた方が……」
京太郎「いや、大丈夫。ホント大丈夫だから」
止めるマホにも構わず、完全に立ち上がる。
マホ「先輩、急に倒れちゃうから……」
京太郎「ごめん、心配かけたよな。昼も立ち眩みあったし、やっぱり寝不足は駄目だなー」
マホ「……本当に、もう平気ですか?」
京太郎「ん、オッケーオッケー。ばっちりだ」
マホ「……」
なおも心配そうな目で見てくるマホに、京太郎は少し考え、
京太郎「……腹が減った」
健康体アピールをした。
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