85: ◆3em28n6/NM[saga]
2016/12/23(金) 20:11:27.59 ID:XqFL71BI0
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一(そうか……。衣は、須賀君を試していたのか)
勢い良く切られた白を見て、一は全て理解した。
京太郎「……和了りますか?」
衣「いいや……残念ながら、誰もその牌では和了れないよ。どこぞの嶺上使いならば、話は別だがな……ははっ!」
京太郎「そこまで言って良いんですか?手が透けますよ」
一(……全く、楽しそうに笑って……)チャッ
気付けば、一も笑っていた。
一(衣、良かったね……)タン
――――
咲(京ちゃん、笑ってる……)
楽しそうに衣と話す京太郎に、咲は感慨を覚えた。
咲(最近は、麻雀を打ってる時は全然笑わなくなってたのに……)
和のように集中してるだけ、というわけでも無いようなのに、無表情で麻雀を打つようになった京太郎。
咲(楽しい?って聞いたら、その時だけは笑って答えてくれたけど……)
今、分かった。
本当は楽しくなんか無かったのだ。
咲(だって、今、京ちゃんは……あんなに楽しそうに打ってるんだから)
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