京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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69: ◆3em28n6/NM[saga]
2016/12/23(金) 19:58:01.57 ID:XqFL71BI0
京太郎「……ごめん、そっちこそ大丈夫――」

マホ「は、はわ……っ」カァッ

至近距離に、真っ赤になったマホの顔が有った。

京太郎「……っ」バッ

飛び退くように離れる。

京太郎(くそっ、意識するなっ……)

顔はマホと同じくらい赤くなっている。

京太郎「その、すまん。ちょっとした、立ちくらみだと思う。心配ない……」

しどろもどろ。

マホ「こ、こっちこそ……ちゃんと受け止めれなくてごめんなさい……」

真っ赤になった顔を伏せる。……お互い数秒間無言だったが、やがてマホが散らばった文房具を片付け始めた。

京太郎(俺も手伝わないと……)

妙に文房具の種類が多いが、手早く集めてマホの顔を見ないようにして手渡す。

京太郎(分度器、コンパス、カッター、それに瞬間接着剤とか……何に使うんだろ)

気になるが、聞く事も出来ない。

衣「おーい、マホ。一緒に打とう」

午後もまた、ひたすら麻雀だ。遠くから衣に呼ばれて、離れていくマホの背中を見送る。

京太郎(全く、適当な事言って……頑張るべきは自分だろ)

自己嫌悪。マホに対してアドバイスする前に、自分がもっと強くならなければならない。

衣「どうした、顔が赤いぞ?」

マホ「いえ、何でも……大丈夫ですから!早く打ちましょう!」

京太郎(……マホちゃん、俺も頑張るよ)

透華「……須賀さん、お手合わせを、お願いしますわ」

京太郎「ええ……お手柔らかに」



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