京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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54: ◆3em28n6/NM[saga]
2016/12/23(金) 19:45:10.19 ID:XqFL71BI0
――――

咲「……ふう。集合場所はここで……大丈夫だよね、うん。時間は――」

集合時間、20分前。

咲(道に迷って集合に遅れたりしないように、って早く出たけど……)

辺りを見回す。

咲(もしかして、まだ誰も来てな――あ、金髪だ)

京太郎だろうと当たりをつけて、ベンチの方へ――

マホ「――でも、あの時は中をポンしないと役が付かなかったです」

咲(……マホちゃん?)

足が、止まる。

京太郎「そうだな、役がなきゃ和了れない。でも和了りに向かわなくたって、あと三巡もすれば流局だろ?
他家がリーチかけてるし、オリれば良いと思うぞ」

咲(……あれ、なんで私隠れてるんだろ)

いつの間にか、近くの影から二人の様子をそっと窺っていた。

マホ「でも、あの時は安牌が……」

京太郎「いや、よく考えてみろ。中を鳴かなかったら、手牌に二枚残るだろ?それは当然、安牌になる」

マホ「あ……なるほどです!」

咲(なんだろう、この感じ……。二人を見てると、胸がざわつくような……)

マホ「やっぱりまだまだ、和先輩たちには追い付けません……」

京太郎「それは俺もだ。――だから、この合宿でレベルアップして、和たちを驚かせてやろうぜ」

マホ「はい、先輩!またアドバイス、よろしくお願いします!」

京太郎「ああ、俺に出来る事ならな。でも良いのか?俺で」

マホ「須賀先輩が、良いんです!」

咲(……仲、良いなぁ。一昨日初めて会ったとは思えないくらい――)


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