京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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306: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/12/31(日) 23:28:40.58 ID:tgL1bz3k0
――――
南ニ局

睦月 (親)15900
桃子 (南)18800
ゆみ (西)42000
京太郎(北)23300

桃子(手が、来ないっすね……)トッ

そろそろ動き出したいのだが、折悪く無駄ヅモばかりだ。

ゆみ「……」タッ

桃子(もう、充分な時間は経った……)

京太郎「……」トン

桃子(京ちゃんさん……辛そうっすね)

顔を伏せているため、京太郎の表情は見えない……が、時折首を横に振ったり、歯ぎしりの音がしたりする。睡魔と戦っているのだろう。

桃子(『消える』までの時間は、相手の実力に比例して長くなる。それは一晩徹夜で練習しても、大きく変わることはない)

加えて、ただでさえ京太郎は集中力が落ちている。まず見えていないだろう。

睦月「リーチ」チャラ

桃子(むっちゃん先輩は……リーチっすか)チャッ

今は和了りも遠いため、オリ一択だが――

桃子(これだけ時間がかかったら、もう消えてるっすね)トン

堂々と危険牌を切る――予想通り、睦月はスルー。そして、一瞬の間――

ゆみ「……」チャッ

桃子(やっぱり、加治木先輩はまだっすか)

ゆみにステルスが通じていないと知り、むしろ嬉しく思ってしまう。

桃子(むっちゃん先輩が和了ると思って、ちょっとツモが遅れた。私の牌が見えてる証拠っす)

――――

睦月「ツモ。3900オールです」バラッ

ゆみ「ふむ。やはりそこだったか……」チャラ

睦月「はい。もしかして、また和了り牌止められてました?」

ゆみ「……いや、まあな。後で牌譜を見るといい」

適当に誤魔化しながら手を閉じるゆみ。

ゆみ(モモが、リーチ後に即切った牌だ……)


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