京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
1- 20
305: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/12/31(日) 23:27:41.76 ID:tgL1bz3k0
――――
南一局一本場

トン……タン……

睦月(むう……)チャッ

メンホンニ向聴の手を見て、しかし睦月の顔は浮かばない。

睦月(ここ数局、引きは悪くないのに……)トン

全く和了れない。今日はそういう日なのだろうか。

睦月(前局も、加治木先輩に和了り牌を止められて……それどころか、取り込まれていた)

ゆみ「……」タッ

睦月(完全に上を行かれてる……)

京太郎「……」タン

睦月(……うわ、四萬。また引きたくないところ……)チャッ

染め手にはいらない、別の数牌――しかし周辺の牌が切れていない上に、ドラだ。

睦月(でも切るしかないな)トン

京太郎「ポン!」バラッ

睦月「うっ、取られたか……」

京太郎「……」パシッ

睦月(怖いな……この強打)スッ

そしてその恐れに追い打ちをかけるように、

睦月(うわ、五萬……)チャッ

すぐに来る危険牌――突っ張って良い思いをしたことは少ない。

睦月(オリるか……)トン

タン……パシッ…

ゆみ「……ふん」タッ

睦月(! 五萬……通るのか)

ゆみ「……そう簡単に騙されはしない」

京太郎「……」タンッ

睦月(そうか……ブラフか。全く、敵わないな。加治木先輩には)トッ

――――

ゆみ「ツモ。1400-2700」

京太郎「くっ……はい」チャラ

和了れそうもない手だったので、せめて他家をオロそうと思ったのだが……

京太郎(加治木さんにはバレバレだったな。また差が開いちまった……うっ!)

また痛みの波が来た。歯を食いしばり、耐える。

京太郎(……こんなんで、加治木さんに心理戦なんか仕掛けられるわけない、か)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
360Res/314.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice