295: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/12/31(日) 23:15:59.81 ID:tgL1bz3k0
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智美(佳織、成長したなー……)
佳織「……」ジッ
マホ「……」タン
向かい合って打つ佳織とマホ。二人だけの決闘を横から眺めているような気分だ。
智美(マホ、お前が来てくれて良かったよ)チャッ
今まで佳織には、明確に足りない物があった――競争心だ。
智美(佳織には、なまじ初心者としての自覚があるから、私らに負けても悔しがらない。それが、今……)チラッ
佳織「……」ジッ
対面のマホを、睨みつけるように見ている。智美はその目に、こいつにだけは負けないという強い意思を感じた。
智美(マホの、本気で勝ちたいって思いに感化されたのか。佳織の中で、勝負に対する意識が変わった)
ある意味、初めて自分の意思で勝利を目指しているのかもしれない。そう思うと、智美の中にも熱い気持ちが込み上げてくる。
智美(佳織の成長は嬉しいが……もちろん私も負けたくない)タン
この勝負は、二人だけのものではない。
智美(楽しいな……佳織。麻雀って、楽しいよな!)
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