21: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:33:02.17 ID:smn9Zex90
――――
久(ちょっと、狙い過ぎたか)
久の手は、三筒の辺張待ちだった。
22: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:33:40.02 ID:smn9Zex90
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南二局
久「ツモ！リーチ、ツモ、ホンイツ、イッツー！6000オール！」
23: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:34:39.59 ID:smn9Zex90
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オーラス
優希(南)39400
久(西)40900
24: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:35:31.23 ID:smn9Zex90
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六巡目
和(効率的な打ち回しですね……。かと言って私の真似をしている訳では無いようです。)
25: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:36:56.52 ID:smn9Zex90
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マホ(リーチを掛けたら、他家からは出ないかも知れない。
けど、きっと――牌は、来てくれるはず！)
26: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:37:52.76 ID:smn9Zex90
まこ「しっかし、部長と優希の捲り合いも凄かったのぉ」
久「まこ、見てたの？」
まこ「途中からな。咲もこの通りじゃ」
27: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:39:06.82 ID:smn9Zex90
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マホ「ふー、美味しいですね、勝負の後のアイスは！」
和「ふふっ、良かったですね……あむっ」ｼｬﾘｼｬﾘ
28: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:40:14.42 ID:smn9Zex90
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二人は、炎天下の道を歩いていた。
マホ「あ゛づい゛ですー……」
29: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:41:02.84 ID:smn9Zex90
京太郎「これは和だけに言える事じゃないけど……和は、小学生の頃から麻雀を打ち続けてきたんだ。
長い時間をかけて、少しでも勝率の高い打ち方を探して……そうやって積み上げた物が、今の和を形作ってる。
同じ一年生だから負けられない、なんてプライドだけじゃ、絶対に埋められない差が有った……」
マホ「……それじゃ、マホも……」
30: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:41:50.35 ID:smn9Zex90
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マホ「あの、須賀先輩〜？」
京太郎「ん、どうした？交換して貰えなかったか？」
31: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2016/12/20(火) 00:42:52.80 ID:smn9Zex90
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数分後、二人は近所の公園のベンチを物色していた。
マホ「先輩、ここちょうど木陰になってます！」
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