202: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/04/08(土) 18:20:13.31 ID:z+8iKsTi0
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京太郎「……次、さっき入ってなかった三人が入るみたいだけど。どっちがいく?」
マホ「……先輩に、どうぞ……」
京太郎「……あー、ドンマイ。ほら、さっきのは事故みたいなもんだろ?気を落とすなって」
マホ「……はい。でも今は……」
京太郎「……そうか」
京太郎(まぁ、普通やる気無くすよな。あんな無茶苦茶な麻雀打たれたら……)
二連続役満。鶴賀の面子も、さすがに驚いていたようだ。
京太郎(しかし……マホちゃんがこんなにショックを受けてるのは珍しい気がするな)
まだ知り合って二週間しか経ってないが、なんとなくそう思える。
京太郎(もっとこう……なんていうか、『凄い!』みたいな感想の方がらしい気が……)
ゆみ「……須賀。よろしくな」
京太郎「」ハッ
気付くと、もう場決めも終わっていた。
京太郎「はは、すいません、ぼーっとしちゃって」
席に付き、意識を卓に向ける。対面はゆみだ。
京太郎(加治木ゆみさん。一番警戒すべきはこの人だな……)ゴクリ
身に纏う達人のような雰囲気に圧倒されながら、京太郎は顔の感情を殺す。
京太郎「……お手柔らかに、お願いしますよ」
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