京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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175: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/26(木) 15:28:24.43 ID:YrfCuXWK0
京太郎「……そういう事なら、俺も一つ言わなきゃならない事がある」

和「?何ですか」

京太郎「この合宿で、麻雀を打って……気付いたんだけどな。さっき言った、差し込みの事だ。
和は俺に……あの卓で打ってた人全員を馬鹿にしたって言ったな」

和「はい」

京太郎「……今なら、よく分かる。あの時俺は、同卓してる三人に悪い事をしたと思ったけど。
全員ってのは、俺も含むんだよな。俺は、俺自身の『本気』も馬鹿にしてたんだな……」

和「……そうですね。今回の合宿で……本気で打って、気付きましたか」

京太郎「ああ。本気で何かに取り組む……中学の部活以来かな。凄く、楽しいよ。
そんで、負けるのは悔しい。勝ちたいって気持ちが、前よりもでかくなってきてる」

京太郎「だから……まだ、足りないんだ。俺はもっと、もっともっと打ちたい。
麻雀で勝ちたいし、強くなりたい。お前らの本気に、いつか勝てるように」

和「……はい。頑張って下さい」

ふと、視界が陰る。

久「……ね、須賀君」

見れば、前の座席から久が顔を出していた。

京太郎「部長?」

久「もっと打ちたいのよね。なら――」


久「――鶴賀とか、行ってみたくない?」

To be continued……



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