152: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/26(木) 15:13:33.60 ID:YrfCuXWK0
京太郎「……悔しい、あれだけやって!勝つために必死に考えて、イカサマじみた手まで使って!
それでも勝てないっていうのかよ、『魔物』には!
お前の力なんか無茶苦茶、理不尽なんだよ!イカサマと良い勝負じゃねーか!咲の嶺上開花も!
優希の東初のツキも、部長の悪待ちも!皆みんなインチキだ、なんであいつらだけそんな特別が許される!?
俺には、何も!なんにも無いってのに、それでも必死に勝とうとしてるのに!
誰かに聞いたらバレるからって、一人でコソコソあの人の弱点探して!
俺が見付けた答えなんて、とっくに皆知ってたんだろ!結局俺は恥かいただけだ、
ここなら可能性が有るってカンして見せて、有効牌の一枚も引き寄せられない!
俺は咲の真似がしたかったんじゃない、ただ勝ちたかった!それだけだったのに、それすら上手くいかない!
勝つために自分の打ち方曲げて、純さんに頭下げて!最後があのザマじゃ、合わせる顔が無いっ……!」
そして、と一度言葉を切る。
京太郎「自分に、一番腹が立つっ……!勝ちたかったはずだろ、お前は!
何を満足してんだよ、楽しんでんだよ!わくわくしてんじゃねーよ、もっと悔しがれよ!」
――そこから先は、もう言葉にも出来なかった。マホに撫でられ、あやされながら、ただただ泣き続けた。
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