京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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129: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/08(日) 22:35:11.88 ID:ZkcsownO0
――――

マホ「染谷先輩、あの鳴きには何の意味が……?」

まこ「いや、すまん。わしにもさっぱりじゃ」

困惑。二人の目は、京太郎の手牌に向いていた。

5(赤)67m46s119p南南 999p(ポン)

京太郎「……」

元々持っていた九筒の暗刻、それを崩してのポン。
向聴数は変わっていないが、その後八索を切ったせいで有効牌の数が減ってしまっている。

マホ「なんで、九筒を切らなかったんでしょう……」

まこ「九筒をポンして九筒を切ったら、喰い替えになるじゃろ。
たとえほぼ完全な不要牌だとしても、切れなかったんじゃ」

マホ「ああ、なるほどです!」

まこ「……しかし、そうなるとますますあのポンは不可解じゃ……」

そして、再び京太郎のツモ巡である。

京太郎「……」チャッ

ツモは、八索。


まこ「おお、取り戻したな」

マホ「これで、九筒を切れば元通りですね」

だが――

京太郎「……」つ八索

ツモ切り。


マホ「???」

混乱するマホ。まこもまた、京太郎の真意を読めずにいた。

まこ(どういうことじゃ……?あの九筒ポンはまだ、分からん事もない。
ズラすためにああいう鳴きをする事はあるからの。しかし何故、あの九筒を残す……?)



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