102: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/08(日) 22:19:05.17 ID:ZkcsownO0
――――
そして京太郎が一番熱心に観察したのは……
京太郎(天江さん、振り込まないな……)
衣「……」タン
京太郎(『能力』の存在を受け入れて、理解する……。
純さんはヒントしかくれなかったけど、天江さんの力には絶対どこかに限界がある)
たとえ山全てを支配していたとしても、牌の数は限られている。
京太郎(三人がそれぞれ十七枚もツモって、一回も有効牌を引かせないなんて有り得ない。どこかに隙があるはず……)
衣「……智紀、その牌だ。ロン」バラッ
京太郎(事実、昨日の終盤。俺は飛ばされる直前、十八回目のツモで一向聴地獄から脱した!
天江さんの力が、完全じゃない証拠だ)
衣「リーチ!」タン
京太郎(見極める……得体の知れない、『能力』ってやつを!)
――――
京太郎「……」
マホ(先輩、凄く集中してる……)
一「あ、マホちゃん。今日はあんまり打たないんだね?」
マホ「はい。……というか、実はまだ一回しか打ってません」
一「へえ……。須賀君も今日はあんまり入らないし、何か心機一転するような事があったのかな?
――衣と打って、麻雀が嫌いになった、とかじゃなきゃいいけど……」
マホ「……」
マホ(先輩……)
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