650:名無しNIPPER[saga]
2017/02/25(土) 01:19:42.43 ID:ptB8pPTxO
夢を夢だと気付くことはない。
そこにあるのは、愛する人とのしあわせな家庭。あれほど夢見た、しあわせな家族だ。
傍には彼と、彼と私の子供が寝息を立てて眠っている。
私は少しだけ二人の寝顔を眺めて、今日の幸せな朝を実感するんだ。
何も特別なことはない、ごくごく普通の朝。
だけど、私にとっては最高の朝。
今日の朝が来た幸せを噛み締めて、それから二人を起こして朝ごはんを作る。
瞼を擦る二人の姿が微笑ましくて愛おしい。こんな朝を毎日迎えられることが嬉しくて堪らない。
子供を着替えさせている彼を見ながら配膳を済ませて、三人で「いただきます」を言う。
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