246:名無しNIPPER[saga]
2016/12/21(水) 02:35:11.73 ID:3nLW6oL9O
(何故でしょうね。大嫌いなはずのに)
答えは簡単、死んでしまったからだ。居なくなってしまったからだ。
そうですね。
死というのは、喪失というのは、それだけ重いものです。
どれだけ嫌いでも、憎んでいたとしても、死者を憎めるでしょうか?
それは程度にもよるでしょうが、あまりいないでしょう。
死んで喜ばれるような人間なんてそうはいない。そんな人間は極々稀。
『良かった。お前を守れて良かった』
あの人は、死んで悲しまれる人間。だった。
「この雌 喰う 邪魔 するな」
この怪物に殺されるまでは、死んで悲しまれるような人間だった。
事実。私はこんなにも悲しくて、あの人を殺したこいつがこんなにも憎い。
こいつが死んだら、こいつを殺せたら、どんなに嬉しいだろうか。
それが一時の喜びで、虚しさしか残らないとしても、あの人の仇を取りたい。
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