120:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 03:15:43.38 ID:Ybh2kIgrO
「(光球よりも、魔女を生かしている方が後々の面倒になる)」
「(光球など、魔女を殺害した後で破壊すれば良いだけの話だ)」
魔女は、体内で指先が妖しく蠢くのを感じた。
このまま魂を削られれば、間違いなく死ぬだろう。
魔女に魂の状態など見えないが、感覚として分かるようだ。
「(まさか、本当に命そのものを破壊出来るなんて思わなかったな)」
「(魂、命の破壊か……)」
自分の場合はどうなるのだろう。寿命を終える瞬間までは死ねないはずだ。
だが、魂を破壊されれば別かもしれない。
誰にも認識されぬ透明人間のようになって、残りの四十年五十年を生きるのだろうか。
などと考えていた時、体内から髑髏の右手が引き抜かれた。
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