107:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 00:27:21.04 ID:AvNE7CqXO
「(穢れが、燃え尽きていない?)」
穢れが生きているからこそ、炎は燃え続けている。
なら、穢れとは何か。
師の魂が穢れているなどとは、弟子である彼女には到底思えない。
あれは師であり、師ではない。
世界を憎み、絶望に囚われたのが事実だとしても、あれは別の『何か』だ。
そうでなければ、あんなことを言うわけがない。
魔女は悩んだ末、一時だけ炎を消すことにした。
不可能を可能にしている存在、その正体を突き止める為である。
焼け爛れた姿など見たくはなかったが、魂を解放するには、どうしても知る必要がある。
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