【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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150:以下、名無しのかわりましてSS速報VIPがお送りします
2017/03/21(火) 20:20:09.60 ID:rwSlbUqb0
久しぶりに見に来たら
これは・・・まずは部員集めか〜
151:名無しNIPPER[sage]
2017/03/22(水) 19:12:07.75 ID:ks4SQgodO
オリキャララブライブ新鮮いいぞ〜
前世のやつは荒らしにつぶされたのがなあ
152:以下、名無しのかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2017/03/23(木) 19:30:53.17 ID:gYMKo9aY0
乙〜
いきなり対決か〜勝負内容はどうなるんだろ
153: ◆XxLp/boApQ[saga sage]
2017/03/29(水) 03:03:47.63 ID:1oiarfCl0
悠「分かったわ。なら――律華」
律華「……本当にやるの?」
悠が目配せをする。視線の先、いつの間にか立っていた女子生徒が不安そうな顔をした。
154: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:05:02.86 ID:1oiarfCl0
悠『倒れても歌い続ける』
真央『声を上げて高らかにずっと』
それぞれ順番に一人ずつ歌う。文にすればたった一行にも満たないであろう短いパートで、彼女たちの経験や実力が窺えた。
155: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:06:07.30 ID:1oiarfCl0
彼女らの意思に、スクールアイドルとして過ごしてきた時間に真っ正直から対抗する。それはとても難しいこと。
……でも、芽衣ならやれるんじゃないかと思う私もいた。
新しく部を作り、自分のしたいことに真っ直ぐで、一人で歌い踊った彼女なら。眩しさを感じるほど輝く彼女なら。
頑張れ。私は拳を握りしめ、呟いた。彼女ならできる。そう信じて。
みんなの注目の中。二人のパフォーマンスを見ていた芽衣が、言葉をかけられハッとした様子で悠らを睨み直した。
156: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:07:30.90 ID:1oiarfCl0
悠「あなたの味方をしようだなんて人、周りにいないもの」
シンプルな一言。彼女の視線と言葉に、私は自分が青ざめるのを感じた。
あぁ、そういうことか。芽衣は分かっているのだ。自分以外のみんなが諦めていると。自分の味方などいないのだと。
157: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:08:22.34 ID:1oiarfCl0
かわいくて、眩しくて、輝いていて――まさにきらびやかなステージの上が似合う彼女は、ひねくれてステージの上を貶す私へと手を差し伸べてくれた。
なんてことはない。ただの勧誘だ。人数合わせのつもりだったのかもしれない。
158: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:09:15.96 ID:1oiarfCl0
悠「……? 遠くで見ていた観客がどうしたのかしら?」
不可解そうな顔をする悠に真央。後ろをちらっと見れば、顔を上げた芽衣もまた不思議そうに私を見ていた。
みんなの注目を集める。そのプレッシャーは想像以上に重い。緊張で震えそうになる声をなんとか抑え、私ははっきりとした口調で告げる。
159: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:11:12.64 ID:1oiarfCl0
深羽「芽衣の夢がラブライブに出ることなら、私の夢はそれを見届けること。それがはっきり分かったから……私、見学は止める」
深羽「今度は芽衣の隣で一緒に歩いて、しっかり見てるよ。だから――」
口を出る想いは止まらない。震えそうになる緊張はいつの間にかどこかへ消え、私は再度リ・バースへ振り向く。
160: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:12:46.50 ID:1oiarfCl0
それは素人から見た、直感的で頼りない予感。
けど私はそれを信じることができたんだ。
だって、ここに彼女によって突き動かされた私がいるのだから。
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