【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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147: ◆XxLp/boApQ[saga]
2017/03/20(月) 03:51:09.72 ID:pvosI/iw0
悠「ええ。とても大切な決まりごとなの」
わずかに緩んでいた空気が、再び鋭く張り詰める。戸惑い気味だった悠もいつの間にかクールさを取り戻しており、場は再び緊張感に包まれた。
流行りのスクールアイドルを禁止して自分らは続けているのだから、それなりの理由があるのは道理。
わざわざこうして言いに来ているのだ。余程のことなのだろう。でも……。
148: ◆XxLp/boApQ[saga]
2017/03/20(月) 04:18:23.81 ID:pvosI/iw0
ようやく見えてきた学校の事情。けれど私にはまだよく分からない点がいくつかあった。
疑問点はある。けれどこの時点で、部を作るには過酷な条件を乗り越えなければならないことが分かった。
素人が先輩に勝つなんて不可能に近い。だからみんな諦めていたんだ。
149:名無しNIPPER[sage]
2017/03/21(火) 12:06:05.95 ID:QaWIFWo20
芽衣ちゃんの主人公感半端ねぇな
150:以下、名無しのかわりましてSS速報VIPがお送りします
2017/03/21(火) 20:20:09.60 ID:rwSlbUqb0
久しぶりに見に来たら
これは・・・まずは部員集めか〜
151:名無しNIPPER[sage]
2017/03/22(水) 19:12:07.75 ID:ks4SQgodO
オリキャララブライブ新鮮いいぞ〜
前世のやつは荒らしにつぶされたのがなあ
152:以下、名無しのかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2017/03/23(木) 19:30:53.17 ID:gYMKo9aY0
乙〜
いきなり対決か〜勝負内容はどうなるんだろ
153: ◆XxLp/boApQ[saga sage]
2017/03/29(水) 03:03:47.63 ID:1oiarfCl0
悠「分かったわ。なら――律華」
律華「……本当にやるの?」
悠が目配せをする。視線の先、いつの間にか立っていた女子生徒が不安そうな顔をした。
154: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:05:02.86 ID:1oiarfCl0
悠『倒れても歌い続ける』
真央『声を上げて高らかにずっと』
それぞれ順番に一人ずつ歌う。文にすればたった一行にも満たないであろう短いパートで、彼女たちの経験や実力が窺えた。
155: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:06:07.30 ID:1oiarfCl0
彼女らの意思に、スクールアイドルとして過ごしてきた時間に真っ正直から対抗する。それはとても難しいこと。
……でも、芽衣ならやれるんじゃないかと思う私もいた。
新しく部を作り、自分のしたいことに真っ直ぐで、一人で歌い踊った彼女なら。眩しさを感じるほど輝く彼女なら。
頑張れ。私は拳を握りしめ、呟いた。彼女ならできる。そう信じて。
みんなの注目の中。二人のパフォーマンスを見ていた芽衣が、言葉をかけられハッとした様子で悠らを睨み直した。
156: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:07:30.90 ID:1oiarfCl0
悠「あなたの味方をしようだなんて人、周りにいないもの」
シンプルな一言。彼女の視線と言葉に、私は自分が青ざめるのを感じた。
あぁ、そういうことか。芽衣は分かっているのだ。自分以外のみんなが諦めていると。自分の味方などいないのだと。
157: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2017/03/29(水) 03:08:22.34 ID:1oiarfCl0
かわいくて、眩しくて、輝いていて――まさにきらびやかなステージの上が似合う彼女は、ひねくれてステージの上を貶す私へと手を差し伸べてくれた。
なんてことはない。ただの勧誘だ。人数合わせのつもりだったのかもしれない。
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