【ラブライブ!】スクールアイドルを始めるらしい
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102: ◆XxLp/boApQ[sage saga]
2016/12/05(月) 08:00:42.65 ID:mq8mLVzgO
深羽「食べてよう。お腹空いてるでしょ」
晴香「あ、ありがとう」パア
すると嬉しそうに晴香はラーメンを食べ始めた。ちゅるちゅると輝いた目でラーメンを食べる姿が可愛らしい。おあずけされてた小さな子供みたいだ。
芽衣「……で、なんですけど。スクールアイドル、興味ありませんか?」
赤髪の女の子「急な質問ですね……どういう意味ですか?」
さて。そうして晴香に癒されている間にもスカウトは進行中。
スクールアイドル。その単語を聞いた瞬間、バイトさんの目が鋭くなったような気がしたけど……何かあるのだろうか。
芽衣「明日から新しく作るスクールアイドル部のメンバーを集めようと思って。どうですか? 部員に――」
赤髪の女の子「なりません」
――何かあるらしい。
芽衣が全てを言い切る前にお断り。それで話は終わりだと言うように、彼女はくるっと背を向けて去っていった。びっくりするくらい真顔で。
深羽「盛大にフラれた」ズルズル
芽衣「……なんで」
晴香「急すぎよね……たぶん」ズルズル
落ち込む芽衣にラーメンをすする二人。落胆しつつ芽衣もラーメンを食べはじめる。
芽衣「深羽はついてきたのに……あれが普通の反応なのかな」
晴香「うん」
深羽「即答されると私が普通じゃないことになるよね」
芽衣「うーん……でも、なんかおかしな断り方だよね」
ラーメンをすすり、口の中のものをしっかり食べてから芽衣がぼやく。
確かにあれはおかしかった。アイドルに誘われているのだ。つまり容姿を褒められているのと同じ。
なのに照れた様子もなく真顔で断られる。
さながら魔王から世界の半分を云々と誘われた勇者みたいな。分かりきった問いをバッサリ切り捨てるような感じ。
とても初対面、同じ学校で同じ性別の相手にするリアクションではない。
それまでが好意的な対応だっただけに、おかしく思えてしまう。
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