多分、素直になると、死んでしまう病気(艦隊これくしょん)
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144: ◆yJGN1SPTmzFo[sage saga]
2019/03/11(月) 00:35:43.02 ID:n52VVqhm0
叢雲「今更? 最後の戦闘はもう半年も前の話よ」

「本当かどうか、わからなかったので」

満潮「ま、元々、軍にいた人間なら疑うところでしょうね。でも、実際に深海棲艦はそれ以降確認されてない」

叢雲「7月には終戦宣言もあったでしょ?」

「そうですね。でも、実感がなかった……」

「……え? そんな、提督。私は」

叢雲「たまにはいいこと言うじゃない。司令官。そうよ、『私たち』が勝ち取った平和よ。あなたもね」

満潮「そういうこと。せいぜい誇りに思っておけばいいの。あんたがどう思ったって、誰も損はしない」

「……ありがとう。みんな」

――その言葉に、叢雲と満潮が吹き出した。

叢雲「ふふっ! それ、初めて言われたんじゃないかしら!」

満潮「さすがにこれは驚きね! いい響きじゃない!」

「……な、も、もう、私は真剣に……!」

「……ふん。そうね。そうよ。私は素直になったんですよ。二人と違って」

「ねえ、提督?」

叢雲「あっ! ちょっ、なに手を握ってるのよ!」

「叢雲も握ったらいいんじゃないですか? 満潮も」

叢雲「あ、あんたね!」

満潮「私はハンドルを握ってるの。というか興味ないし」

「素直になったらどうです?」

満潮「私は最初から素直なのよ」

「あーあ、素直になったら死んじゃう病気ですね」

満潮「それはあんたの病気だったでしょうが」

叢雲「むむむ……」



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