多分、素直になると、死んでしまう病気(艦隊これくしょん)
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143: ◆yJGN1SPTmzFo[sage saga]
2019/03/11(月) 00:34:25.81 ID:n52VVqhm0
「いえ。羨ましいなって」

叢雲「え?」

「3年……いえ、最初から。ずっと提督と一緒にいたんですね」

叢雲「あ……」

――言葉をつかえさせた叢雲を見て、彼女は楽しそうに笑ってみせる。

「本当に叢雲は変わってませんね。悔しいくらいに」

叢雲「……そうね」

叢雲「そうよ。結局、私は変わらなかったわ。関係もね」

「あら」

叢雲「ふんだ」

――楽しそうに笑う彼女に、叢雲が不満げに鼻を鳴らした。

叢雲「……ほら、さっさと行きましょ。満潮を待たせたままじゃ悪いでしょ」

「満潮も来ているんですね」

叢雲「車を用意してくれてるの。少し先の道路で待ち合わせてるわ」

――三人で少し歩くと、道路脇に古めかしいセダンが停まっている……。

満潮「来たわね。さ、さっさと乗って」

「はい。お久しぶりです、満潮」

満潮「そうね。久しぶり、曙……今は違うか」

叢雲「……満潮は、この姿にリアクションはないわけ?」

満潮「この程度のことでいちいち驚かないわよ」

「満潮も変わってないですね」

満潮「でしょうね。……全員乗った? ベルト締めた? じゃあ出すわよ」


――叢雲が助手席に乗り、後部座席には自分と彼女が乗り込んだ……。

――車が10分ほど走ると、目的の砂浜が見えてきた。

――平和になった海で、大勢の人々が泳いでいる……。


「本当に終わったんですね。戦争」



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