91:名無しNIPPER[saga]
2016/09/30(金) 02:27:56.67 ID:6l7dxE9X0
その時、後ろから擦れるような声が聞こえてきた
「抱きかかえてた・・・女が・・・グル・・・だった・・・んだ・・・」
仗助は後ろを振り向くのが怖かった。
仗助は杉本鈴美のいた、振り返ってはいけない小道で振り向くと
得体の知れない「何か」に「どこか」へ連れてかれるという話を康一から聞いたことがあった。
しかし、仗助はそれの何倍もの恐怖を味わっていた。
何が、どうなっているか、すでに解っていた。
だからこそ振り向きたくなかった。
しかし、「運命」は非情な事に
仗助を振り向かせた。
そこには噴上裕也が、血だらけで壁に寄りかかっていた。
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